能楽を習うには

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お稽古事としての能楽。能は「習う」ことができます。

能の舞台を御覧になると、華やかな能面・能装束を着けた役者の舞い、迫力のある囃子(楽器)の演奏などを目の当たりにされますね。
この舞や、囃子の楽器の演奏は、習うことができます。
また古文で謡われる能の謡には独特の節がついていて聞き取りにくいかもしれませんが、これも謡本というテキストを見ながらお稽古することができます。
あるいは、能に比べてたいへん解りやすく、面白い表現の狂言。
こちらもそのセリフや所作を学ぶことができます。




能の公演をご覧頂く時、人によって楽しんだり興味を持ったりする観点は様々かと思われます。
能を演劇の一つとしてドラマや展開を楽しむ方、謡や囃子を音楽的に楽しむ方、舞を楽しむ方、能面や装束の工芸美に注目する方、歴史や原典となる古典と関連付けて楽しむ方など様々でしょう。
が、この能の「謡」や「仕舞」、囃子の楽器、狂言の語りや小舞など能の要素をお稽古事として習う事ができるのをご存知でしょうか?

日本と言う国は、稽古事の歴史も大変古い国です。
また文化の種類も多く、お茶にお花にお香に芸事と数え上げればきりがありませんが、他の国と一線を画しているのは、既に室町時代、数百年も前から教養を身に付けるための稽古事が確立していると言う事です。
能楽の稽古は中でも古いもので、江戸時代初期、1600年代の後半には、すでに謡本(ウタイボン)と呼ばれる能の台本が出版され、その本を元に師匠にお稽古をつけてもらうというやり方が、広く一般にも広まっていました。
江戸時代には多種多様な謡本が出版され、それを元に日本全国で、能楽愛好家が稽古をしていたそうです。
今日でも結婚式などお祝い事のある時、「高砂」など能の一節を謡う風習が残っている地域がいくつもありますが、これも昔から続くお稽古の成果というわけです。

現在プロとして活動する能楽師の多くは、役者として舞台に立つだけではなく、愛好家のお弟子さんに稽古をつける先生業も両立して行っています。
もちろん舞台活動のみに専念している能楽師もいますし、お稽古を中心に地域で活動している能楽師もいます。
稽古の方法、回数、場所、月謝等は、先生によってまさに千差万別ですので、当サイトの稽古場サーチにてご確認、もしくはお問合せください。

いきなり一対一の個人レッスンは緊張するという方には団体稽古やカルチャーセンターなどにも多くの能楽講座が開設されていますし、最近では体験入門を行っている先生も多いので、試してみるとよいと思います。
能楽を稽古することによって、難しいと思っていた内容の理解が進みますし、自分の先生が出演する舞台を鑑賞するという楽しみができます。
もちろん、発表会などに自分自身が出演し、能楽師と同じ舞台に立つという経験もできます。
世界広しと言えども、プロの、それも人間国宝の役者をずらりと後ろに従えて、国立の大劇場で主役を演じることができる…こんなことができるのも、能ならではの醍醐味です。

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